こんにちは!
もぐらと申します!
普段はおうち英語とおうち中国語で2歳息子に多言語育児をして、空いた時間で翻訳関連のお仕事をしています!
今日は、最近こちらのブログを見てくださった方から
「子供が広東語アニメを楽しんでみているけど、このまま広東語をベースに広げていくか
それともいわゆる普通語をベースに切り替えて中国語学習を進めていくほうがよいのか?」
メッセージ&ご相談がありましたので
他にも同じような状況の方がいたらと思い、記事にしたいと思います。
中国語って色々あるけど、こどもには「どの中国語」を教えたらいい?
そもそも「中国語」というと日本人の私たちにとっては「北京語」「普通語」を指すことが多いですよね!
ただ、世界には色々な「中国語」がありまして。
広東語も上海語も「中国語」、台湾で話されている「台湾華語」も「中国語」です。
細かいことを言い出すと、このあたりは非常にセンシティブかつ議論を巻き起こしかねない話題でありますので
今回は割愛させていただきます!
で、そんな色々と幅のひろ~い「中国語」ではありますが
こどもに中国語を教えたい、学んで欲しい!という場合はやはり北京語もしくは台湾華語を選ぶのをおススメします!
理由は後述します。
台湾華語というのは台湾で話されている北京語だと思ってください。
文字は繁体字という難しい感じを使用しており、言い回しが若干違うとかはあります。
例えば、大陸式の普通語(北京語)だと「電話をかける」=「给你打电话」といいますが、
台湾式だと「 打電話給你」と言います。語順が若干違いますね。
もちろん「打電話給你喔~」なんて言うと
「おっ、この人台湾人か?」なんて思われたりしますが、お互い何を言っているか通じます。
たまにパイナップルのことを「凤梨」などというと北京語話者には「?」と一瞬されますが、「あぁ、君は台湾に住んでいたんだったね」
なんていうノリです。それくらいのノリです。
こども中国語、なぜ北京語か台湾華語を選ぶの?
子供に中国語を習得してほしいと思ったとき
日本において中国語を勉強するってなると大人でもハードルがちょっと(英語よりは)高いですよね
まず教室や教材が少ない。
都心部にちょろっと中国語教室があったりしますが、英会話教室のそれに比べたら圧倒的に少ない。
で、こども中国語となるともっと少ない。
そんな中で、こどもと楽しみながら中国語を続けるには
親側も選べるコンテンツ・教材など選択肢が多いほうがラクです(;’∀’)
すみません、完全に親側の理由でした。。。
広東語や上海語もできたらカッコいいですが・・・
そもそも日本でそれらマイナーな中国語を学習するのは中国語初心者のパパ・ママが
コンテンツを探してくるのが大変かなぁと思います。
では、大陸式の北京語か台湾華語どちらがおすすめ?
個人的には「台湾華語」がおすすめです。
【おうち中国語】台湾中国語をやるメリットという記事にも以前書きました。
また、私個人的な考えとしては未就学の幼児であれば注音で中国語を教えることに非常にメリットがあると感じます。
そしてその注音は台湾華語にしかありません。
下記をご覧ください。
- 大陸式=ピンイン(アルファベットのような表記)
- 台湾式=注音(ㄅㄆㄇのような記号)
つまり、台湾式を採用することでアルファベット表記を避けることができるので英語と混じらず
全く新しい文字と発音として覚えていけます。
あいうえお・・・
アイウエオ・・・
ABC・・・
ㄅㄆㄇ・・・
ってな感じです!
子供達は「あいうえおポスター」「ABCポスター」に加えて「ㄅㄆㄇポスター」をお風呂に貼って覚えたらいいのですww
これがもし大陸式ピンインで教えるとなると、英語も中国語もネイティブ環境にないというハンデもあるなかで
アルファベットとピンインのabcが混じって何がなんやら英語のフォニックスなんてやりだしたら相当しんどいと思います。
中国漢字と日本漢字の混乱を避けて、注音で学ぶメリット◎
幼児のうちに中国語漢字を覚えていくのは日本人の幼児にとってはリスクもあります。
リスクなんていうと、ちょっと言い過ぎですかねw
まぁ、シンプルに日本の漢字と混ざってもうたら、小学校入学後に苦労する可能性があるということです。
日本の漢字とびみょ~~~に違ったりするのが、トリッキーすぎる中国語の漢字w
親しむというレベルなら全くもって問題なくて、むしろいいと思います
でも、わざわざ中国語漢字を先に覚えさせると、絶対に混乱しますwww
混乱しない子がいたら、めちゃくちゃ漢字のセンスと天性のなにかがありますね。
仮に台湾の中国語例にとってみてみましょう!
「いちご」=「草莓」ツアオメイと言います
めっちゃ拡大したらわかるけど、草かんむりが・・・割れてるんです!
くさかんむりひとつとっても、若干の違いに大人でもヤラレマス。
なので、うちは個人的にこのリスクを回避するため
小学校を日本で過ごす可能性が高いために
幼児の間に中国語は教えても中国の漢字まではわざわざ教えるつもりはないです。
代わりに、どう教えるか。
そこで台湾華語が役立ちます。
台湾の小学校や幼稚園では「注音符号」といういわゆる「ボポモフォ」が教えられています。
漢字のフリガナのようなものです。

ピンインと同じような機能で用いられています。
前述のとおりピンインはアルファベット表記なので、英語も同時に学んでいる幼児にはまた混乱のもとになりかねないです。
中国語のピンインはアルファベットではありますが
英語のそれと同じように発音してしまうと、そこで中国語学習は「ツミ」ます。
それは大人であってもです。
ですので、日本在住、日本でおうち中国語メインで親しんでいくレベルの幼児さんであれば
台湾華語で注音を取り入れながら、基本的な日常のことを中国語で言えるようなレベルに持っていけたら充分なのではないかと思いました。
もし親が中国人だったり、ゆくゆくは中国や台湾の小学校へ行く予定だったり
中華学校に入るという方であれば、また前提が変わってきますので方法も変わります。
広東語や上海語などマイナーな中国語を学ぶには?
台湾華語で中国語を教えるのがおすすめだよーとは書きましたが
もちろん、今現在すでに広東語や上海語などの日本人にとってマイナーな中国語を楽しんでるよっていうお子さんは
せっかくの興味の種、大事に育ててあげてくださいね^^
広東語は「粤語(えつご)」などと書かれることも多いので
粤语 儿歌 /粤语 儿童故事 などと検索したらYouTubeなどでたくさんでてきそうですね!
あと、中国の子供向けDVDなどで普通語、粤語、英語と3言語選べるというのもよく見かけます!
今ゼロ段階で、どの「中国語」を選んだらよいか分からないっていう方は、前述のとおり
北京語か台湾華語、その中でも注音で学べる台湾華語がおすすめです。
でも言語はなんだって興味や楽しみから覚えていくのが一番の早道ですから
その点は忘れないようにしたいですね♡
台湾華語をおうちで楽しみたいなら、ちゃれんじ台湾版がおすすめです。
うちも受講してますので、紹介も可能です。
記事にもしてますので、こちらも良かったら見てみてくださいね~
まずは手始めに台湾華語をはなんぞや?使える表現をかけ流したいという方は下記↓本を!
親子でまずは台湾華語に親しむところから始めてみましょう!
台湾の中国語や注音を使って中国語に親しんでいくのにぴったりのシリーズ
FOOD超人のシリーズについて記事を書いてますので、良かったらこちらも参考にしてください~
FOOD超人のシリーズは中国大陸で使われている簡体字版のシリーズも出ているようなので、
もし台湾の中国語で学びたいと思っている方くれぐれもご注意くださいね!
↓は台湾の繁体字版のシリーズを紹介しています!!
ではまた~

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